―――――――――――――――――――――――

おいしい

軍団のものごとの価値基準の全て。おいしいことのためなら金も、信頼も、人間らしさも、全て投げ打ってしまっても問題ない。

この場合のおいしいは当然、味覚のおいしいではなく、ネタとしてのおいしさのことを指す。

おいしいことをするために集まり、それを実行するためになら様々なものを犠牲にする。それが軍団なのであり、故に「おいしいは、正義。」なのである。

そりゃ、この頭おかしいとしか思えない行動に最初は誰しも驚きおののくが、結局のところ傍観者の人達はこの状況を面白いなと思って見ている。それが繰り返されるうち「軍団がまたおいしいことしないかな?」と周りは期待するようになる。そして最後には彼らも「おいしい」の意味を理解するのである。
みんなおいしいことが好きなんだろ!?素直なれよ!

―――――――――――――――――――――――